猫が機嫌が悪い時にとる行動5選

1. 尻尾をピンと立てて激しく振る

猫が機嫌が悪いとき、特に怒っているときには、尻尾をピンと立てて激しく振ることがあります。尻尾の動きは感情表現の一つであり、素早い振りは「不安」「不満」や「イライラ」のサインです。こうした尻尾の動きが見られたら、そっとしておくのがベストです。

猫は耳の向きでも気持ちを表します。耳がピンと横や後ろに倒れている場合は、不機嫌や不安を示すサインです。耳を後ろに向けている時は、嫌なことが近づいていると感じていることが多く、この時に触ろうとするとさらに怒らせてしまうかもしれません。

猫が低い声で唸ったり、「シャーッ」と声を上げるのは、かなり機嫌が悪い証拠です。この威嚇のサインは、「これ以上近づかないで」という強い警告です。通常、強いストレスや恐怖を感じている場合に見られるため、相手を刺激せず、少し距離を置いて安心させるとよいでしょう。

猫が体を小さく丸めて縮こまったり、逆に毛を逆立てて大きく見せようとする行動は、ストレスや恐怖のサインです。体を小さくするのは「不安」、毛を逆立てるのは「これ以上攻撃しないで」という防衛反応であることが多いです。警戒心が高まっている状態なので、そっと見守りましょう。

猫がじっと鋭い視線で見つめてくる場合も、機嫌が悪い可能性があります。特に、瞬きをせずにじっと見つめている場合は、警戒心や不満が高まっている時です。逆に、目をそらしながら警戒している場合も、飼い主に対して「今は触らないで」というサインを送っています。

猫は表情や言葉で感情を表現しない分、こうした行動で気持ちを伝えているようです。

機嫌が悪い時のサインを理解して、無理に触れ合おうとせず、安心できる環境を整えてあげることが大切なのかもしれないですね。